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https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2605/14/news054.html
サミュエル・ネルソン氏(訴状より引用)
ChatGPTによる不適切な医療アドバイスが原因で息子が薬物の過剰摂取で死亡したとして、遺族(母親と継父)が開発元の米OpenAIと同社の最高経営責任者(CEO)であるサム・アルトマン氏をサンフランシスコ郡上級裁判所に提訴した。遺族の代理人らが5月12日(現地時間)に発表した。
亡くなったのは当時19歳の大学生(カリフォルニア大学マーセド校)だったサミュエル・ネルソン氏。遺族の代理人は、テクノロジーによる被害者の救済に取り組む法律団体Tech Justice Law Project(TJL)やSocial Media Victims Law Center(SMVLC)、イェール大学ロースクールのプロジェクトチームなどが務める。
訴状によるとネルソン氏は2025年5月31日、ChatGPTのアドバイスに従って薬を服用した結果、過剰摂取により命を落とした。ChatGPTは数カ月にわたってネルソン氏に危険な行動を促しており、死亡当日には、日本や一部の州では禁じている薬物「クラトム」と抗不安薬の「ザナックス」を混ぜて飲むようアドバイスし、自ら致死量となる摂取量を提案していたという。
さらに鎮静剤の「ベナドリル」などを組み合わせた上で、暗くて静かな部屋に行くようにとも助言していた。最終的にネルソン氏はアルコール、ザナックス、クラトムの組み合わせにより死亡した。
ChatGPTは彼の命に危険が迫っていることに気づかず、医療機関の受診を勧めることもなかった。ネルソン氏は頻繁に、過剰摂取への恐怖や、自分は死にたくないという事実をChatGPTに伝えていた。
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