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 山形県米沢市の障害児支援施設「サポートルームぱある」で、複数の職員が利用児童に石を渡し、口に入れる様子をスマートフォンで撮影するなどの虐待があったことが7日、市や施設への取材で分かった。

 市は7月、障害者虐待防止法に基づき調査。心理的虐待と認定し、改善を指導した。また、施設が市などから受け取る給付金を過大に受給していたことも明らかになった。

 市によると、食べ物以外のものを口に含む「異食行為」をする児童を撮影し、施設側は「感覚を養う遊び」と説明していたという。職員が部屋を施錠し、児童が自由に出入りできないようにする身体的・心理的虐待もあった。

 山形県によると、児童に対する支援計画に不備があり、本来は減額される給付金を満額受け取っていた。過大受給は2021年ごろから続いていたとみられ、県は金額を確定後、返還を求める方針。

 施設の男性管理者は取材に「行政指導を重く受け止め、改善を進めている。一日も早く信頼回復に努める」と話した。

河北新報 2023年9月7日 19:43





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